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手術実績



手術実績

各種手術実績(2016年1月~12月)を以下の表で示す。

1. 開心術

a) 冠動脈疾患
表1 冠動脈疾患 手術内訳

OPCAB:Off Pump Coronary Artery Bypass:体外循環非使用心拍動下冠動脈バイパス術

On pump beating CABG:体外循環使用心拍動下冠動脈バイパス術

Conventional CABG:体外循環使用心停止下冠動脈バイパス術

Maze:心房細動手術
b) 弁膜症
表2 弁膜症 手術内訳

c) 大動脈疾患
表3 大動脈疾患 手術内訳

d) 開胸・開心術 その他
表4 開胸・開心術 内訳

2. 末梢血管手術

表5 末梢血管手術 内訳

表5 末梢血管手術 内訳

3. ペースメーカー関連手術

表6 ペースメーカー関連手術 内訳

表6 ペースメーカー関連手術 内訳

4. 内シャント関連

表7 内シャント関連手術 内訳

表7 内シャント関連手術 内訳

5. 創傷ケア関連手術

表8 創傷ケア関連手術 内訳

表8 創傷ケア関連手術 内訳

6. ステントグラフト内挿術及び末梢血管インターベンション

表9 ステントグラフト内挿術及び末梢血管インターベンション 内訳

表9 ステントグラフト内挿術及び末梢血管インターベンション 内訳

インターベンション実績 (2016年1月~12月)  

冠動脈インターベンション

【診療メンバー】
 堀田 大介(CVIT専門医・指導医)
 山本 匡 (CVIT専門医)
 舟山 直宏(CVIT認定医)
 小西 崇夫(CVIT認定医)

 主に心筋虚血に対する診療を行い、末梢血管インターベンションも守備範囲とする。各種モダリティから心筋の器質的虚血,機能的虚血を検索して適応症例に対して積極的に冠動脈ステント留置術PCIを行っている。当院では術者による診断基準、手技成功率の差異をなくすために統一された見解で診断と治療に当たれるように心がけている。
 2016年のPCIの臨床実績は、PCI件数は患者数413名、治療冠動脈枝は442 枝となり、使用した冠動脈ステントは469本となっている。対象疾患は、急性冠症候群101枝。労作性狭心症が329枝となっている。
 2015年に行ったPCI(n=418)のうち6ヶ月後の追跡冠動脈造影検査を行った症例数(冠枝)は、344 冠枝(フォロー率:82.3%)であり、ステント内再狭窄にて再治療が必要となった症例は 23 冠枝( 6.7 %)であった。再狭窄の原因として、維持透析患者、急性冠症候群の治療時におけるAcute thrombosisが多かった。
(循環器内科 カテーテル室長 山本 匡)
症例数
待機的 緊急
POBA only 59 7 66
Stent 282 90 372
Rotablator 10 1 11
PTCR 0 1 1
PTCR:血栓溶解

消化器内科実績

1. 上部消化管疾患

 平成28年(1月~10月迄)の外来・入院・ドックで行われた上部消化管の総検査・治療件数は2506例となり、内訳は胃バリウム造影(Ma-Ba)は1040例、 上部内視鏡(GS)は1466例に施行した。
 外来・入院・ドックの比率をみると、Ma-Baの約99.6%はドックであった。 GSは外来568例、入院43例、ドック845例であった。
 内視鏡検査は、希望により経鼻内視鏡を施行している。外来で86例(外来GSの15.1%)、ドックで588例(ドックGSの52.7%)であった。経鼻内視鏡は、検査としては適するものの止血や粘膜切除術などの治療には適さないため、外来・入院での利用率は低いが、ドックでの利用率は高い。また、ドックでは、経鼻内視鏡の普及やMa-Ba後に再検査が必要となる方もいることから、Ma-Baから内視鏡へ移行した方が増えたと考えられる。現在ドック部門では、内視鏡の含まれるメニューが人気があるようである。
 胃・十二指腸疾患の大きな要因として注目を浴びているヘリコバクター・ピロリ菌に関しては、診断(組織鏡検法・組織培養・尿素呼気試験・便中ピロリ抗源・血清ピロリ抗体等)と除菌療法を積極的に行っており、かなりの確率で除菌に成功している。
 悪性疾患は胃癌6例で、食道癌は早期も含め4例で、専門施設で治療されている。
 内視鏡的治療としては、内視鏡的止血術は10例に施行し、すべて成功している。内視鏡的異物除去は1例施行した。

2. 下部消化管疾患

 下部消化管疾患は注腸バリウム造影(以下Da-Ba)・大腸内視鏡(CS)・大腸CT(CTC)により、検査および治療を行っている。総検査・治療件数は341例、Da-Baは3例、CSは320例に施行した。CSは外来200例、入院37例、ドックは83例であったが、ドックでは2017年からはまず便潜血検査を施行し、二次検査として下部内視鏡を施行することになった。
 大腸CTは、13例に施行され、その100%は外来で施行された。
10月迄に下部消化管精査で大腸癌12例が診断され、外科的治療、化学療法など施行されている。12例の潰瘍性大腸炎が外来通院中である。
 内視鏡的治療としては、内視鏡的大腸粘膜切除術は年間9例に施行した。いずれも穿孔を含め重篤な合併症はなく終了している。下部消化管出血に対する内視鏡的止血術は5例に行われた。

3. 肝・胆道系、膵疾患

 肝・胆道系・膵疾患は腹部超音波、腹部X線断層撮影(CT)等を用いてスクリーニング検査を実施している。また、原因不明の肝機能障害の精査目的や、慢性ウィルス性肝炎の経過観察目的に短期入院で肝生検を行っている。その他、悪性疾患は胆管癌1例、膵癌4例を診断している。

ペースメーカー・ICD・CRT実績

1. ペースメーカー関連手術

表1 ペースメーカー関連手術内訳
術式 症例数
PMI 77
PMEx 35
本体+リード交換 1
CRT 5
ICD 4
総数 122
PMI:pacemaker implantation:ペースメーカー植込術
PMEx:PM Exchange:電池交換手術
CRT:cardiac resynchronization therapy:心臓再同期療法
ICD:Inplantable Cardioverter defibrillator:植込型除細動器

下肢静脈瘤治療実績

下肢静脈瘤手術

 2012年6月よりはじめた下肢静脈瘤に対する血管内レーザー治療も5年目を迎えました。本治療法は静脈内でレーザーを照射し、逆流している静脈を閉塞させる治療法であり、本邦では2011年1月に保険収載されました。これまで広く行われていた伏在静脈ストリッピング術と比較し、下肢静脈瘤治療の低侵襲化と根治性を両立した治療法として、マスコミ等による報道も相乗的に働き爆発的に広まっています。当院での累積治療実績も、750例を超え着実に増加傾向にあります。

 2016年は下肢静脈瘤全体の手術は76例でした。内訳では、全例血管内レーザー治療で施行し、伏在静脈ストリッピングを施行した症例はありませんでした。伏在静脈の拡張、逆流を認める症例においては、基本的には根治術となる血管内レーザー治療を選択しております。

 また、2016年8月より当院でも痛みが少なく保険適応の「新型ELVeSレーザー1470nm」を導入しました。これにより以前の機種で認めていた焼灼後の皮下出血や疼痛も軽減され、患者様の術後満足度も高くなっております。まだまだ下肢静脈瘤でお困りの患者様は沢山いらっしゃいますので、今後もますます症例数を増やしていく予定です。
(心臓血管外科医師 早川 真人)

心臓リハビリセンター実績

 循環器疾患の急性期治療や心臓手術は著しく進歩し、早期離床・早期退院が可能となり、心臓リハビリテーション(心リハ)の目的は、退院・社会復帰にいたるまでの体力向上のみではなく、今日では動脈硬化の危険因子である糖尿病、高血圧、脂質異常症等を是正することにより、再発予防や予後を改善することへと大きく変化してきた。当院では、1989年に理学療法科が開設されて以来、急性期から維持期まで一貫した心リハに取り組んできた。
 入院患者の疾病は循環器疾患が主であるが、整形疾患、脳血管疾患の合併や廃用症候群の患者も多く、本来の心臓リハビリテーションの実施が困難な症例が多くなっており、個々の全身状態や環境に合わせた柔軟なプログラムを提供するように努めている。
 心リハは入院中だけでなく患者の生涯を通し関わるべきものである。心疾患患者に多い欝症状の改善や生活の質の向上を目指し、屋内プログラムでは自転車エルゴメーターやトレッドミルなどのトレーニングの他に、卓球、ミニテニスなどのスポーツを取り入れて、楽しみながら行うことにより継続率の向上に務めている。さらに、関心を屋外に向け、生き甲斐を感じてもらうため、野外プログラムを展開している。雪のない時期は登山、ノルディックウォーキングの他、近年では北海道で広く普及しているパークゴルフを心臓リハビリテーションに取り入れ実施し、運動時の安全性と有効性も確認され人気のある種目となっている。積雪期にも歩くスキー、かんじきハイキングなどを実施し、年間を通して屋外での運動も行っており、荒天で中止となることもあったが年間で20回、延べ209名の参加を得た。
 山や海が近く、自然に恵まれた環境を利用した当院の心リハ「札幌モデル」は発展を続けている。
(理学療法科科長 阿部 史)
図1 理学療法実施延べ人数の年次推移

表1 心リハ野外プログラム年間実績

予防医学センター実績

(1) はじめに

 予防医学センターで、平成28年1月4日~平成28年12月29日までに定期健康診断・特定健診・協会けんぽ生活習慣病予防健診・人間ドック・心臓ドック・肺がんドック・レディースドックを受診し、2次検診対象となった方(D・E判定)について検査別、男女別に分類し報告する。
 2次検診対象者には、健診結果報告書送付時に「再検査・精密検査依頼書」を同封し、2次検診受診を強く勧めることとし、かつ、受診後、その結果を返送して頂く方法を取り、2次検診受診率の向上を目指している。
 ここに、平成28年12月末現在の2次検診受診状況を含め報告する。

(2) 判定区分

(3) 2次検診対象者数

(4) コース別受診者数

(5) 検査別2次検診対象者数

(6) 器官別2次検診対象者数

(7) 主要検査別2次検診対象者の内訳

   血液検査・尿検査・胸部X線検査・胃部X線検査・胸部超音波検査・安静心電図検査・負荷心電図検査(重複有)

(8) 2次検診受信状況

(9) 総括

 2次検診対象者は、全受診者の36.2%であった。 2次検診対象者のうち、メタボリックシンドローム(メタボ)と関連して心血管病の独立した危険因子とされ、注意が喚起されている慢性腎臓病(CKD:腎機能低下・尿異常)は、116名(4.2%)と前年と同率であった。
 検査別の2次検診対象者の割合は、血液検査では、糖尿病の26.4%、肝機能異常の25.6%が高率であった。
 尿検査では、潜血異常の78.4%、尿蛋白異常の33.6%が多く、前年と同様の傾向であった。
 胸部X線検査では、心陰影拡大の41.8%と、肺野の異常陰影の16.4%、肺気腫の疑いの11.9%の順に高率であった。
 胃部X線検査では慢性胃炎の72.1%、食道ポリープの14.1%、胃の隆起性病変の9.1%、逆流性食道炎の8.5%の順となっている。
 腹部超音波検査では、肝内腫瘤の18.5%、胆のうポリープの12.3%、腹部大動脈瘤の6.2%、腎盂拡張の6.2%、膵腫瘤の6.2%と続いている。
 安静時心電図検査では、T波陰転化の26.3%、左室肥大の26.3%、心室性期外収縮の12.5%、上室性期外収縮の12.5%が高率であった。
 負荷心電図検査では、心室性期外収縮の59.5%、ST低下の32.4%、上室性期外収縮の17.1が高率で 前年の同様の傾向であった。
 2次検診対象者中、検診を実際に受けた方の割合は、把握できる限りのデータで、45.7%であり、前年と同水準であった。
 2次検診受診率を向上させるため、検査結果の異常値の意味・重大性が理解し易い啓発資料を健診結果報告書と一緒に送付し、受診当日には保健師からも健康相談を通じて2次検診の重要性を説明し、受診を促している。
 今後は、より一層、地域住民が受診しやすい健診コースも用意し、疾患の予防・早期発見に資する取組を充実・拡大することにより、皆様の健康づくりのお役に立てるよう努力していきたい。
(予防医学センター課長 伊藤 哲男)